2つ折りにしてはさみで切り込みを入れるだけの簡単なしくみです。切る線は黒、折る線は赤でプリントします。また、表紙と貼り合わせるためにあらかじめ両面テープを貼っておきます。
クリスマスカードと母の日のカード
切って折るだけで、何かの形ができあがるように考えたものです。
[ジングルベル 台紙] [ジングルベル 作品]
[クリスマスツリー] [教会]
[花束] [花カゴ]
作り方
①カードを絵が見えるように半分に折ります。
②黒い線をすべて切ります。
③赤い線で折り、折りあとをつけます。
④開いて、折ってある部分を手前に引っ張り出します。(基本的には中央が山折り、両わ きが谷折り) この時、黒や赤の線は見えません。
⑤表紙を半分に折り、中心の線がしっかりくっつくように折りたたんだカードをはさみます。
⑥ずれないように押さえながら両面テープをはがし、接着します。反対側も同様にします。
⑦飾り付けをします。
☆背景はペンや色鉛筆で絵を描いても良いし、何かを貼り付けても良いです。貼る紙の種類や接着剤を選びません。
☆飛び出した部分に貼る紙はしっかりとした厚めの紙が良いです。のりは細くちょんとつくものが便利です。(私はトンボのアクアピットを使っています。)貼るパーツの裏ではなく、カードの貼りたい場所に少しだけつけます。
ポップアップのしくみ
切り込みを入れて折りあとをつけて引っ張り出すだけのしくみです。どのような切り込みを入れても飛び出してくる形にはなりますが、折るラインをどこにするかは注意が必要です。
①半分以上の切り込みは折るとはみ出します。
②位置と傾きの角度によってははみ出します。
③位置と傾きの角度によってはぶつかります。傾いているラインが1本だけなら大丈夫です。
折るラインを斜めに入れるとカードを開く時の動きが大きくなり面白いのですが、難易度は上がります。
折るラインに傾きがなければ、ぶつかりもはみ出しも心配せずに大きなパーツを貼り付けることも可能です、どのテーマにも使えそうな大雑把な切り込みを入れたカードを作ってみました。
貼り付けポップアップ
【 A 台紙 】
[バレンタイン] [母の日]
【 B 台紙 】
[ひなまつり] [落ち葉のダンス]
[秋のおいしいもの]
ひな段などは、きちんと大きさをはかってパーツを作る必要があるので結構、面倒です。「バレンタイン」や「秋のおいしいもの」はチョコクッキーや秋の味覚のパーツをペタペタとくっつけていっただけです。
材料の紙について
①カードの紙は、ある程度の張りがあるしっかりした紙が良いのですが、2つ折りにして切るため、握力の弱い人やはさみを使い慣れていない年齢の子どもには難しい場合があります。ケント紙や画用紙でも硬く感じるため、私は110㎏のくるみ上質紙という紙を使っています。
②表紙はカードよりもひと回り大きい色画用紙をテーマに合わせて数色用意し、選んでもらいます。
③背景に使う紙はおり紙、千代紙、和紙、何でも大丈夫です。飛び出している部分に貼るパーツは色画用紙を使ったり、うすい紙で作った形を色画用紙に貼ったりしています。
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