星から生まれたうさぎと踊ることが好きな少女の出会いから始まるお話です。卒論のテーマ、卒業制作の内容を決める頃に描いた作品です。いろいろな習作を経て、娘の卒業制作は4冊の絵本になりました。
spring
「どうしたの?」
「わたしはもうおどれないの。」
summer
「きっとだいじょうぶ。さあ、いこう!」
「ええ!」
fall
「ねえ、おどることってなんだとおもう?」
「・・・わからないわ。とってもだいじなもののようなきがするけれど。」
winter
ああ、いまわかったわ。こんなにもこころがぽかぽかしてる。このきもちがみんなにとどいてほしい。そして、あのおほしさまにも。
画材のこと
絵本作家は自分のイメージした世界の感じを表現するために、いろいろな画材のつかい方を工夫しています。私も色鉛筆やパステル、絵の具など、それぞれが画面の中に作り出す風合いの違いや、組み合わせることによって生まれる新しい質感をみつけながら描きました。「自分はこんな感じが好き、だからこんな感じに描いてみよう。」が大切なのだと思います。(文・イラストの作者)
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