どの画材を選んでも、いろいろな描き方があります。描き方というよりも画風というものでしょうか。絵には、その人らしさが出て来ます。
公民館で一緒に描いている方ですが、水彩画を始めてまだ日が浅いのに色づかいや筆のタッチが私には羨ましいほど素敵です。「爽やか」であったり「温かみ」であったり、とにかく絵が持っている雰囲気が良い。ご本人のセンスなのか、保育士さんという職業柄なのか、100%正確な描写でなくても特徴はよくつかんでいるし、「絵本」にありそうな「伝わる絵」です。 中学生に写実的な描写を教えてきた私は、実際にものを見ないと描けないし、形や色を再現することには長けてきましたが、それ以上のものが出せないで苦労しているところです。いろいろ工夫して描いているつもりでも、なかなか変わっていかないなら、これが私の画風なのでしょう。この描き方で、少しでもできることを増やしていきたいと思っています。
水彩画を専門に描いている方達から見れば、私はまだまだ経験が浅いので知らないことの方が多いです。「ぼかすのにアルシュ(紙)を使っている。」という方の話を聞き、水彩画の展覧会の案内をいただいたので見に行きました。画集やネット上の画像ではわからないことがたくさんあります。


いろいろな題材をその方の画風で描かれているので面白いです。さらっと描いても、ある程度描きこんであっても、それぞれの良さがあります。その中で、技術的に「これはどう描いてる?」と気になった作品があったのですが、ちょうど会場に描いた方がいらしたので、お話を聞くことができました。


とても丁寧に説明してくださって手順は何となく飲み込めたのですが、とても私の技量でできることではありません。私はまだ、充分に水をあやつることができないので、いつも予想外のにじみが出てしまったり、妙な筆あとが残ってしまったりします。それが気になる性分なので、絵の具の濃度とか画面への水の引き方とか、いろいろ考えているつもりですが、まだまだです。でも、ほとんど筆あとの見えない日本画のようなふっくら感とか背景に描かれた均一に続いていく細かなにじみの模様・・。こんな描き方を見られただけでも、収穫は大きいです。練習と工夫あるのみです。


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