動物の型紙を使った「干支のお正月飾り」は2012年の辰年からスタートしました。昨年から2周めに入っています。(→季節の作品・干支のはり絵一覧)
思い起こせば13年前、作る人それぞれのイメージで自由に絵作りできるようにと考えた「動物型紙」(→動物型紙・型紙集とその使い方1)は、キツネとウサギしかありませんでした。それで絵作りをしてもらおうと思ったのですが、「来年は辰年だから、私はタツが作りたい。」という方がいて、何とかひねり出したタツの形。これは以外とうまくできていて大好評でした。その1年後「今年はヘビを作るんですよね。」と当たり前のように言われましたが、ただのすらっとしたひも状、どこが首かもわからないヘビの体をいくつもの型紙に分けるのは、本当に無理。結局動く形は作れませんでした。(→動物型紙・型紙集とその使い方2)その後も年末が近づくと干支の形をひねり出し、クマだネコだと必要に応じてできた形もあり、型紙は増えていきました。
さて、2回めの巳年です。12年前の作品を見ると、動かないヘビの形は3種類作ってあります。前年のタツに比べてヘビは小さいイメージがあったのか、細く小さくしてしまいました。扇や羽子板、雲形など、背景を和風の千代紙で作って、何とかお正月らしくしています。同じ感じで作るのではなく、少しでも進化させたいと思います。
2013年の作品
「干支のはり絵一覧」を見返してみると、もっとも干支の存在感がないのがこのヘビです。小さいだけでなく、絵の中に「お話」もありません。型紙の組み合わせで動きを作れないのであれば、型紙の種類を増やした方が良さそうです。親子とか、友達とか、そんな設定にした方が絵作りも楽しいと思いました。
2025年バージョンを作ってみました。ヘビの型紙を増やしたら、何匹も入れたくなってしまい、ごちゃごちゃしています。(→ちょこっと型紙集②)
ヘビの型紙は難しくないので、自分で作ってみても良いと思います。
羽根付きや独楽回し、お正月の遊びに興味津々のヘビたち。ヘビの型紙は少しぽっちゃり、太めにしました。親子連れだとヘビもかわいいです。
ヘビって金運のイメージがありますね。打ち出の小槌にからまっているヘビのイラストをみつけたので、それも入れてみました。願い事がかなったり、ほしいものがどんどん出てくると良いですね。
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