県展(千葉県美術展覧会)の会期中です。今年で5回目の出品になりますが、搬入したのは5年前に描いたままお蔵入りになっていた作品です。以前の投稿で書きましたが、台風被害や家庭の事情、さまざまな理由で出しそびれ、昨年からやっと復活して古い作品から順に出しています。
楽しみにしていたので、前期(日本画・彫刻・書道)も後期(洋画・工芸)も初日に見に行きました。たくさん並んでいる作品を見て、何かしら自分の制作に役立つものをみつけてこようと思うからです。特に洋画は作品数も多く、気になった作品がどのような画材や技法で描かれているのか、近くでじっくりと見ることができるのは本当に嬉しいです。
以下は、今年の収穫です。
① 入賞している作品の中には水彩画がたくさんありました。発色が良いので目を引きますし、紙の白をうまく活かしています。紙の白は大変明るく光った感じが出るので、ほしい形に塗り残したいのですが、私はなかなかうまくできません。マスキングインクの使い方なのか、技術と根気で塗り残していくしかないのか・・・。また、暗い部分の描き方も難しいところで、私はアクリルガッシュを併用して描きこんでしまうのですが、他の方法もありそうです。展示されている作品を見てやる気は出て来たので、いろいろ挑戦してみたいと思います。
② 私自身が絵の具を併用して描いているのですが、「この手があったか!」という斬新な方法がいろいろとみつかって面白いです。画材の特徴さえわかっていれば、工夫はできるものですね。新しいことを試しているつもりでも、結局いつも同じような仕上がりになってしまう自分を反省。もっともっと考える余地はあると思いました。
まずは、今描いている1枚を、納得のいく作品に仕上げたいと思います。次の千葉市展に出す予定です。
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