たくさん描くことが大事です

絵を始めたい方

 「今までとは違った描き方をしたい!」と思うので、最近は図書館で目についた技法書を片っ端から借りて目を通したり、ネットを開いて水彩画に関するサイトを見たりしています。特に制作の様子が動画で見られるのは、ありがたいです。でもそれを見て同じように描けるかというと、私の知識や描写力ではすぐにはできません。わからないことが多いのです。(→透明水彩とアクリルガッシュ・描いてみてわかること
 少し早送りで短時間でさらっと描きあげていく動画を見ると「この描き方が簡単なんじゃないか。」と思う人もいるかも知れませんが、とんでもない。紙や絵の具(色)の知識が充分にあり、画面の水の量を掴みながらスピーディーに仕上げていく相当な技量があるからできることです。点描など、細かい筆づかいで色を置いていく方が落ち着いて描けるし失敗も少ないのですが、それでも本当に上手な人達は、難しいものや描きにくいものの描き方もその都度工夫しながら、高い描写力を手に入れているのです。いろいろな人が、いろいろな形で発信してくれているし、中には「すぐに描ける」というような謳い文句で、的確な知識を紹介してくれているものもあります。いろいろな情報が手に入るので、自分で好きな感じや興味のある描き方をみつけるのは難しくありません。ただ、「簡単に描けるようになる方法」を探そうとすると、間違えるような気がします。どんな描き方をするにしても、思いどおりに描けるようになるためには、たくさんの作品をくり返し描くことが必要です。だからこそ、自分の生活の中で無理のない、描いていて楽しい画材や描き方をみつけることが大事だと思います。小さい作品でも良いし、遊び気分で描くのも良し。いろいろな経験をすれば、確実にできることは増えていきます。1人ではくじけることもあるかも知れないので、仲間がいたら最高ですね。

 私は中学校で教えていましたから基礎的な知識は持っていますが、自分自身の制作時間はほとんど取れなかったので、大した技術はありません。こうした投稿をしているのも、「こうやって描くと良いですよ。」ではなく、「あれこれ試しているんだけど、なかなかうまくいかない。」という上達する前の進行形、その一例を見せているつもりです。スケッチに行っても短時間で切り上げてしまう根性なし。本当に描ける人から見たら、「何をやっているんだ?」と思われるような内容ですが、ありのままで。(→チャレンジあるのみ その7

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