チャレンジあるのみ その2(2022/9/25)

とものつぶやき

 儀林寺の椎の木をF6号の小さな画面で、まとめてみました。これまでと同じ感じで描いて終わりにしたくはないので、とにかくいろいろなことを試しています。試し過ぎてグチャグチャになり、もう1度木の立っている空間を整理しながら、同じ構図で描き直し、何とか見下ろしている感じと枝の広がりは出てきました。
実際に描いていると、6月のスケッチや撮ってある写真だけではわからないところがあり、途中でもう1回見に行くことになりました。前回、木の形は一生懸命スケッチしてそれなりにつかんで来たのですが、立つ場所の地形をきちんと理解していなかったので、後ろに見える風景が崖の下までうまくつながらなかったのです。久しぶりに木のそばに立ってみると、その場所の持つ雰囲気や迫力は小さな写真で見る形とは全く別のものです。急な斜面には木が何本も立っていたり、下方に長く伸びている枝には斜面の伸びてきた草がからんでいたりでゴチャゴチャです。ゴチャゴチャのものを写した写真を見て描いているのだからグチャグチャにもなります。省略するもの、強調するものをはっきりとさせることにしました。また、そのとおりに描くと錯覚を起こして遠近感をこわしそうな所もみつけたので、そこは形も変えようと思います。
とりあえずは、今回仕上げた感じでF20号を描いてみます。

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