枝が伐採されて大きくねじれた木の幹がむき出しの宝善寺、こんなチャンスはありません。今まで見えなかった面白い形の枝が、いろんな方向に拡がっていくのはすごい迫力です。この迫力を何とか絵にしてみたいと思います。(→スケッチに行きました 7)
とりあえずは今までと同じように透明水彩で着色していきます。以前やってみてきれいだったので、遠くの風景は空になじんでいくよう青っぽく入れました。いよいよこちらに向かってくる大きな枝と幹ですが、この先はアクリルガッシュを併用していきます。
幹まで描いてみましたが、期待した感じにはなりません。立体感も遠近感もないバラバラな感じをこれからまとめていきます。

遠い近いをきちんと整理して、色を落としたり強めたりしてみました。アクリルガッシュで描いた幹の上にも少しだけはっきりと葉っぱを入れて、こちら側に伸びてくる感じにしました。画面の下の方は緑が重なり合っている雰囲気も出て来ました。
問題は拡がっている枝です。前後関係は何とか差をつけられたものの、こちらに向かってくるとか反対側に逃げていくとか、木の前に立つとすごい迫力なのに画面の中では今ひとつ。特にどうにもならないのが、画面上方の長い枝です。この枝は上に伸びているのではなく、こちらに向かってくる枝です。私の頭の上を越えて更に伸びていくのですが、これ以上はどうにもなりません。

大きな木だから枝の拡がる空間も相当なもの、私の画力で20号の中に表現しようと思うのが無謀でした。


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