風景ばかりを描いているうちに、静物や人物が描けなくなっているのではないかという不安に駆られています。中心にある形は描けそうですが、作品として仕上げたい時に背景はどう処理したら良いのだろうという迷い。暑くて外で描くのもつらいし、室内で何か静物を置いて描いてみようと思ってから（→チャレンジあるのみ その１０）、すでに１ヶ月近くが経ちました。
静物とは・・。何を描いたら良いでしょう？花も苦手、夏野菜もしっくり来ない、この夏は何となくバタバタして、まとまった時間が取れそうもなかったので、生の物は無意識に避けたのかも知れません。家の中を片付けていてみつけたまつぼっくりと木のおもちゃ（Ａ）、これにキュンと来ました。やはり、木に関係のあるものが良いです。これと組み合わせられそうなものを探しました。最近はダイソーも模様替え、何と「木のおもちゃ」をみつけました。ちょうど孫が生まれて、女の子です。「そのうちに遊んでくれるかもしれないし、無駄にはならない。」と買い求めました。（Ｂ）
（Ａ）
（Ｂ）
集めたものをテーブルの上に並べてみましたが、久しぶり過ぎて配置するのも難しいです。茶色ばかりなので紙を敷いてみました。まあまあ好きな感じになったので描き始めましたが、このスケッチはあまりにも面倒くさいことに気づきました。ポットやカップ、車のついたおもちゃ、しっかりはからないと形が取れないものばかり、おまけに形が取りにくい楕円がいっぱい、身の程知らずにカップを倒してしまったので更に難しい・・。受験生や学生の頃だったらある程度慣れてもいたし、頑張って描いたかも知れませんが、この年になって久しぶりにやる作業ではありません！形がくるっているところもたくさんあるのに、直す根気もなく、諦めて着彩に入りましたが、背景の工夫どころではなく、見たままの色になりました。楽しかったのはポットに木目をつける時とまつぼっくりを描く時だけ。気持ちが楽しくないので、中高生が嫌うお弁当のような絵になってしまいました。
産院から退院後、１週間ほど我が家で過ごした孫は、とにかくかわいいです。抱き癖もたっぷりつけましたが、その間は工作の準備も絵も全く進みませんでした。印象の残っているうちにかわいい絵も描こうと思い、絵の中にぬいぐるみも参加させました。３０年以上も前に娘に買ったものですが、今回きちんと洗濯して再利用です。もう、置くのはやめにして空間に散らしました。ほとんど測ることなく、見たままどんどん描いているので、楽ちんで楽しいです。色も思いっきり明るくしたので気分だけは上々、背景も滅茶苦茶ですが、楽しかったので良しとします。
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