チャレンジあるのみ その3(2022/12/20)

とものつぶやき

 描き始めてから3ヶ月、F20号の椎の木がやっと描き終わりました。習作のF6号と構図はほぼ同じですが、もっと枝の広がりや空間の大きさを出したかったので、木を少し小さめにしてみました。同じ大きさ(左:F6 右:F20)で並べていますが、作品の大きさは3倍以上になっています。

 

 作品が小さい時には何も描かなくても気にならなかったところが、画面が大きくなるとあいているのは不自然に見えて、つい描き込みたくなります。全部描き込むと窮屈なつまらない感じになってしまうので、きれいなぼかしを作って、そこにつなげていきたかったのですが、うまくいきません。画面が広くなるとぼかしたりにじませたりの技法は、格段に難しくなることが良くわかりました。かなり大きい筆や特厚の水彩紙なども必要ですね。
 絵の具は透明水彩だけではなく、がっしりとした木の幹や幹を覆っている枝葉は、アクリルガッシュを使いました。違う種類の絵の具を使っているので色味を合わせるのも大変です。本投稿の最初の画像は、そのつなぎ目のあたりです。不自然さが出ないよう、頑張ってはみましたが。

 まだまだ納得いかない所もありますが、作品としては仕上がったので、とりあえず展覧会への出品作品にします。いろいろな人に見てもらって、意見を聞き、また次のチャレンジにつなげたいと思います。

千葉市民美術展覧会
 会期 令和5年3月4日(土)~24日(金) 
    ※3月6日は休館日
 会場 千葉市美術館
 主催 千葉市美術協会

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