市展を見に行きました
3月7日から、千葉市美術館で市展が始まっています。この展覧会は7つの部門があり、いろいろな作品を鑑賞できることは以前に紹介したとおりです。(→美術館に行ってみましょう3)彫刻は1階に、他の部門は7階~9階に展示されていますが、今年はすっきりとして作品を見やすいと感じました。 展示の仕方によっては、隣の作品に影響されて作品の良さが目に入らないこともあるからです。出品されたたくさんの作品が大事に展示されている感じで、楽しく見ることができました。
1階 彫刻
今回は小さい作品が多いなという印象でしたが、さすがに質が高く、まわりの大きな空間にも負けない存在感はさすがです。
7階 書道 工芸


8階 洋画

9階 日本画 写真 デザイン
9階は照明の当たり方に差があり、これまで「暗いところに展示された作品がかわいそうだな。」という意識が私にはありました。今回は暗い場所は使わずに展示されていました。



今年の市展鑑賞はとても楽しかったのですが、この「すっきり」の裏には、作品の小型化や部門によっては作品数が減っていることなどマイナスな側面もあることは確かです。私自身の今後も考えながら、思うことをまとめます。
作品をつくる人は増えるか
少し前に同じ千葉市美術館で小中学生の作品を見て、図工や美術の授業がいつかの「やってみたい。」につながったら良いと書きました。でも、その「いつか」が問題です。私もそろそろ高齢者の仲間入りをしましたが、でも自分も含め同年代はみんな忙しいです。定年も延長になり、60代、70代になっても働いている人はたくさんいます。また、どこかに勤めていなくても、家族のこと、地域のこと、この年代が戦力です。新しいことを始める「いつか」はどんどん先になるでしょう。
スタートが遅くなるのなら、やはりハードルは下げなければいけません。絵を描くなら描きやすい画材で。基礎も大事だけれど、好きなものを好きなように描ければ良い。楽しいことが一番大事!そんな気軽な取り組み方で良いのではないかと思うのですが、それではすぐに市展の出品にはつながらない・・。どうしたものでしょうね?
大きな作品、いつまで作れるか
私も現在、作品制作は綱渡り状態、市展、県展への出品を続けていくためには、何とか対策を練らないといけないと思っていました。時間が足りないなら、画面を小さくするしかないのですが、描いているモチーフが巨木ですから小さく描いたら何の面白みもありません。最近、頭の中にあるのは透明水彩のきれいなぼかしとアクリルガッシュで描く木のどっしり感をうまくまとめることができたら、画面全体を描き込むよりも印象が強く、時間も短縮できるんじゃないかということでした。それで、チャレンジしてみた作品ですが(→チャレンジあるのみ その11)、今回、賞をいただきました。結局、試したところはぐちゃぐちゃで遠くから見ればまあまあだと思った作品ですが、評価していただけたのは良かったです。

やたらに時間をかけて全体を描き込みすぎるのは私の悪いところでもあるので、「描きたいもの」をしっかり描くためにあえて他はさらっと描くことを意識していこうと思いました。体力的にも時間的にも、それがベスト、まだしばらくは大きな画面に描きたいです。


コメント