5月にあんなに降ったのに、梅雨入りしてからもめったに晴れる日がありません。夏至の前後の陽当たりを期待して待っていたのに、このまま行きそびれたら1年先になってしまいます。「私は運が良いから行ったら晴れて来るかも。」と無理矢理に思考を前向きにして決行しました。どうしても本物が見たかったのです。前日までは雨が続いているし、1ヶ月半も経って木の周辺がどうなっているかもわからないので、玄関を出るときに長靴と虫除けスプレーも車に放り込みました。
木の周りが草ボウボウなんてことはありませんでした。木の向こう側の崖のようになっているところの草はかなり伸びているのに、境内はとてもきれいです。ただこの時もまだ曇っていて(9時半) 枝の上の方は良く見えません。でも、写真ではただ平面的に見えていたたくさんの枝が、いろいろな方向に向かって伸びているのはよくわかります。枝の出ている所や分かれている所が大事なので、そこをスケッチしていきます。足元でぴょんぴょん何かがはねているので、よく見たら小さなカエルがたくさんいました。ここに登ってくるまでの坂道も濡れていて滑りやすかったのですが、木の西側は地面がありませんから滑り落ちたら大変なことです。ぎりぎりまで進んでも、どこから出てどう分かれているのか確認できない枝は何本もありました。
11時近く、空が一段と暗くなって来ました。「晴れるはずなのに降るの?」もし降られたら登ってきた坂道を下っていくのは怖いので、中断してお昼を食べに行くことにしました。来るたびに寄っている道の駅のレストラン、今日も楽しみにしていたので動きは速いです。ガラス張りで外が良く見えるテーブルで大好きなピザを食べながら様子を見ていましたが、11時半を過ぎたら降らないまま明るくなってきました。戻れます!
境内に戻ると雲を透かしてうっすらと太陽が見えました。南側の杉と竹の林には全く隠れていませんでした。6月の晴れた日には一日中陽が当たる場所なのだということがわかっただけでも今日は収穫です。12時を過ぎて、太陽が完全に顔を出しました。本当に細かいところまで良く見えました。部分的な写真も撮りました。が、20分くらいでまた曇ってしまいました。「濃溝の滝」のハート型を見るより難しいです。とりあえず、見えるものを描き続けました。
レストラン以外にもう一つ、「道の駅」でずっと気になっていたものがありました。「健康支援型」道の駅ということで、健康増進や介護予防などを考えていろいろな施設が導入されていることが掲示されているのです。コロナ禍で高齢者施設には入れなくなりストップしてしまいましたが、工作づくりに参加してくださる方たちが毎回いろいろなことをできるようになっていくのを見て、少しでも勉強したいと思っていた部分でした。町全体でいろいろなことにとり組んでいるということなので町役場にも寄ってみましたが、この内容については私がもっと理解を深めて別の機会にまとめます。
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