作品の整理整頓(2022/7/24)

とものつぶやき

 いよいよ本格的な暑さがやって来ました。さすがにアクリルガッシュを使うのは諦めました。大きな画面を描く気もおきません。ダラダラと過ごす癖はつけたくないので、気持ちを奮い立たせて家の中の整理整頓。物入れの中にあふれている古い作品を処分したら、また新しい作品をどんどん描きたくなるんじゃないかと思っています。

 私はいつも、紙を木製パネルに水張りをしてから描き始めます。絵の具の水分で紙がゆがむことがなく描きやすいからです。完成した作品は、額縁に入れなくてもそのまま飾ることができるので、展覧会に出品したり、個展で展示したり、人にあげたりしていました。ただ、パネルの厚さが2~3㎝はありますから、とにかくかさばります。作品を剥がせば、パネルは再利用できるのですが、剥がした作品をうまく保管できません。何年か前にたまりにたまったB1サイズ(1030㎜×728㎜)の作品を古いものから10枚ほど剥がしましたが、作品は丸めておくしかなく結局処分しました。最近は、その半分のB2サイズに描くことが多いのですが、画面が小さくなると描く枚数も増えるため、これもたまっていきます。とにかくごちゃごちゃになっている物入れの中を整理することにしました。

 でも、最近描いている作品には結構気に入っているものも多く、処分するのは気が進みません。B4やA3サイズの作品ははがしたものをクリアファイルに入れていたので、同じようにできないかと探してみたらありました。B2ポスタークリアファイル。これで心置きなくバリバリと剥がせます。そこで、物入れの片付けをスタートさせましたが・・。半分近くは娘の作品であることが判明、私はこれまでにも結構「断捨離」はしてきたのですが、彼女は余程の失敗作でなければ作品を捨てません。でも、今回は強力な味方、ポスターファイルがあるので、とにかくパネルからは剥がしてもらいます。 


 作品を剥がしたパネルの山と優れ物のポスタークリアファイル。これからまた、新しい作品を描きます。

【水張り】
 紙にはけで水を引き、紙をのばした状態で周囲を専用の水張りテープで 留めてしまいます。乾くと紙が縮むのでぴんと張った状態になります。どんな紙にも対応するので、授業で扱ったときにも水彩紙だけではなく、画用紙、色画用紙、和紙などを張りました。

 

 娘の作品は高校、大学あたりで描いたものがほとんどですが、久しぶりに見たら面白いので、「お絵かき」の中で紹介したいと思います。

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