スケッチが難関かも(儀林寺の椎の木 2022/6/5)

とものつぶやき

 5月初めにみつけた「儀林寺の椎の木」、久しぶりに納得の50号が描けそうでわくわくしています。(私に描ける大きさは今のところF50号が限界。)が、すぐに描き始めるわけではありません。これから準備ですが、今回はかなりの困難が予想されます。「どうやって描いているのか。」といろいろな人に聞かれると前にも書きましたが、この絵が完成するまでの過程で詳細をわかっていただけると思います。

 みつけた時に一番良いと思った角度から何枚も写真を撮ってきたので、まずそれを見て形を描いてみました。どうして現場で描かないのかと思う方もいるでしょうが、あんな複雑な形を白紙の状態から描いたら、とても細かいところまでは描けません。特にあのぼこぼこの幹は、ひとつ形がくるうと全体の流れが全くつながらなくなり、収拾がつかなくなってしまうので、先に写真で見えるとおりの形で描いておいて、写真ではわからないところを現場で確認しながら描き直すという順番で進むことが多いです。 
 今回も同様に、まずは下準備をしてからスケッチに行くつもりなのですが、予想される困難、以下のとおりです。

①木にうろやこぶが多く、枝の広がり方も今までになく多方向に伸びる複雑な形。おまけにちょうど枝の分かれているあたりは葉が茂ってかくされているので、写真では描けないところが多すぎる。つまり、現場で頑張らないと。
②南側に高い木がたくさんあって陽の当たりにくい場所に立っている。実際にスケッチする時にも梢の方の形は見えにくいかもしれない。夏至の頃の朝のうちなら東側から陽が当たって木の形が見えやすいかも知れないと思っている。
③草ボウボウの斜面に立っていて、今までになく足場が悪い。5月よりも草が伸びてたらどうしよう。足下にヘビがいてもきっとわからない。

 でも、どうしても描きたいので6月半ばの晴れた日をねらって、スケッチは決行します。また、小さな画面ならあまり細かいところまで描かなくても良いので、どんな感じに仕上げるか、習作を重ねてみようと思います。 

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