4月以降は更に忙しくバタバタの毎日、声が出なくなったり、あちこちに吹き出物が出たりと疲れが溜まると出てくる症状のラインナップに加え、先日とうとう人生初のぎっくり腰までやってしまいました。痛み止め注射を打つまでは立ち上がれないほどでしたが、それでも「やらなければならないこと」は山積みです。腰の機嫌を取りながら、疲れすぎないよう目の前に迫ったことだけ優先に、何とか大きな山は越えました。いろいろなことを早めに進めておいてつくづく良かったと思います。早く体調を戻し、今後は夏休み中にいくつも入っている工作の準備、しっかり進めていきます。
でも、これとこれだけは行きたいと思っている作品展があります。今日(6月26日)は、雨でもなくカンカン照りでもなく、絶好のお出かけ日和。また晴れ続きで気温が上がりそうなので、腰は心配ですが強行します。美術館等に出かけるのは今年2度目、3月の市展を猛スピードで鑑賞して以来です。これまで、たくさんの案内ハガキをいただいていたのに、見送ってしまった方々には、本当に申し訳ない限りです。
森のギャラリー
公民館で一緒に絵を描いている方の個展です。予想以上の数と作品の多様さに圧倒されました。(すべて油彩です。)
80代の女性ですが、本当に真剣さと熱量を感じる人です。もともとは工学部卒だと言っていましたが、プロフィールを読むと水彩画歴は9年、油彩画はまだ4年ほどでしょうか。それなのに「こんなに素晴らしい作品がこんなに並んでいる。」ということに感動するしかありません。疲れているからと自重せず、見に行って良かったです。本当に元気をもらいました。どの作品も良かったのですが、私がうまく作品にできない花や果物、紹介します。
千葉市美術館「江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」展
今年の大河ドラマは面白いです。視聴率がぱっとしなくても、私は毎週わくわくしながら見ています。今年、開館30周年の千葉市美術館は、豊富な浮世絵コレクションを持っており、これまでも浮世絵の展覧会は何度もありました。そのたびに、江戸時代の人々の生活や感情が面白く伝わって来たり、驚くような技法を見たり知ったりすることができて、有意義な時間を過ごすことができました。
今回は、大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎を軸に浮世絵の初期から世界への発展までを紹介する構成になっています。これまでに見たことがある絵も多かったのですが、出品リストにはその絵を出した版元の名前まで載っているので、ついドラマに出てくる俳優の顔が浮かんでしまいます。(ドラマは脚色も多いでしょうけれど。)何人もの絵師や作家、彫り師、摺師、それを取り合う版元にまでイメージが膨らみ、たくさんあるキャプションもつい全部読みたくなります。せっかく行ったのだからと同時開催の「日本美術とあゆむ」まで見ていた2時間あまり・・。最後の方は、やはり腰が限界でした。
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